今回はハーバルセラピスト第5回、第6回です。
◆第5回目 ハーブの安全性
ここはメディカルハーブを使っていくうえで大事なところになります。
メディカルハーブの安全性は、試験に必ず!と言っていいほど出るところです。
メディカルハーブの安全性を知ると知らないとでは、ハーブを扱う上でかなり変わります。
メディカルハーブの中には薬と一緒使うと薬の作用を弱めたり、強めたりするものがあります。
メディカルハーブは健康にいいから安全、何飲んでも大丈夫~ではないんですね。
だからこそ、ハーブの安全性は知っていた方がいい部分なんです。
ハーブを飲む時は、薬と同じように口から飲みますよね。
そのため、ハーブは、人間の身体の中では、薬は同じ代謝経路をたどります。
薬と同じルートをたどるので、ハーブによっては薬の作用を強めたり弱めたりすることがあるんですね。
実際、薬の添付文書にも 「このハーブ飲んでる人は注意してください」 書いてあることがあります。
ハーブを調べる時にも、この安全性をしっかり調べて使うようにと話しています。
ハーブを安全に使うというのは、そういうことも含むので。
しかも、本にも安全性って下の解りにくい所に書いてあることが多いんですよ。
そこまで到達せずに見て使う方も多いので、しっかりと安全性を確認してから使うようにと話しています。
ここを知るとハーブの種類や使う幅が広がるよ~という話もしています。
まず、薬を飲んでるか? 飲んでないか?も確認することは大事なんですよ~。
私が聞かれた実例も話しています。
また、薬局での仕事を通して患者さんが薬をどんな風に覚えてるか?も話しています。
そのことを踏まえ、私があまり使わないハーブのお話もしています。
(講座風景)
◆ハーブの各論 3つ
そのうちの スギナ を試飲しました。
(スギナ)
スギナは、香りが独特で、少し飲みにくい部分があるかと思います。
でも、このハーブは、形からも作用がわかるハーブなんですよ~と話しています。
実際飲んでみると・・・
「飲めなくはないけど、少し癖があるかな。」
「いうほど飲みにくくないかな」
など言っていました。
◆第6回目は、ハーブ製剤の基材
ハーブの基材は、ハーブを加工する際に、効率よくメディカルハーブの成分を出すというのに使います。
ハーブのどの成分を出すか?使うか?で、使う基材も変わります。
ハーブ製剤の作り方も、この中でお話していますよ~。
ハーブ製剤を作ったものがあれば、それも試してもらったりしています。
実際、私は、ハーブオイルやハーブチンキを作っているので試してもらいました。
=オイル編=
「さらっとしてる」
「いい香り~」
「癒される」
という声が多いです。
=チンキ編=
「なんか、エネルギーが通る」
「薬用酒みたい」
「飲める」
と言われます。
まあ~ハーブチンキは、ハーブの味がでてくるので、何を漬けこんだかでかなり変わりますね。
「その味は、ハーブの特徴でもありますよ~」
と話してます。
チンキの漬かり具合とか、漬け方も話しました。
チンキでは、フレッシュハーブを漬ける時と、ドライハーブを漬ける時と、漬け方の話もしましたよ。
(講座風景)
◆ハーブの各論 3つ
今回試飲は、ダンデライオンを試飲しました。
(左:ダンデライオン 右の写真:左・タンポポコーヒー 真ん中・煎じたもの 右・ハーブティー)
このとダンデライオンは、入れ方色々できるハーブなんですよ。
ハーブティーの出し方色々で味見をしてもらいました。
出し方(炒ったもの、煎じたもの、ハーブティー)で、味や香りが変わりますよ~というのを知ってもらえたらいいな~という思いがあります。
タンポポコーヒーをコーヒーの代わりに使うだけではなく、効果をふんだんに活かすには・・・という話もしましたよ。
実際に作ったものは・・・
ダンデライオンハーブティー、煎じたもの、タンポポコーヒーです。
ハーブティーの色も違うし、味も若干変わります。
それを実際に飲んで試してもらいたかったんですね。
実際に飲むと・・・
「出し方色々で、味が違う。」
「苦いというけど、そんなに苦味はない。」
「ハーブティーでも飲める。」
と言ってましたね。
こんな感じで講座は進んでいきますよ~。
次回はいよいよ実習!です。
さて、何のハーブを使おうかな~。
メディカルハーブの知恵を知り、使えるようになるハーバルセラピスト養成講座はこちらです。