こんにちは。
横浜市港北区で現役薬剤師が教えるメディカルハーブ教室・薬草魔女の会の渋谷緑彩(しぶたに みどり)です。
私が主催する薬草魔女の会は、ハーブの資格だけでなく、日常生活にハーブを取り入れられるように講座をしています。
経口補水液に入っている糖は、身体に吸収されやすいものを使っています。
使うはず・・・。
脱水や熱中症の時にスポーツドリンクを勧めないのは、「ブドウ糖果糖液糖」「高果糖ブドウ糖液」を使っているから。
ブドウ糖、果糖、砂糖ではないからです。
経口補水液の特徴は・・・
経口補水療法の考え方に基づき、脱水状態において不足している電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成となっています。
(大塚製薬のサイトから抜粋)
ブドウ糖果糖液糖(異性化糖)について・・・
異性化糖とは、果糖またはブドウ糖を主成分とする糖のことで、
サツマイモやトウロモコシ、ジャガイモなどのデンプンを酵素で糖化した後、
その一部を別の酵素で異性化させたものが成分となります。
異性化糖製品は以下のように分類されます。
1 ブドウ糖果糖液糖 ⇒果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が50%未満のもの。
2 果糖ブドウ糖液糖 ⇒果糖含有率が50%以上90%未満のもの。
3 高果糖液糖 ⇒果糖含有率が90%以上のもの。
4 砂糖混合異性化液糖 ⇒上記の液糖に10%以上の砂糖を加えたもの
(その液糖がブドウ糖果糖液糖なら砂糖混合ブドウ糖果糖液糖)。
(以上、リバーシティークリニックから引用
https://rivercity-clinic.jp/imc/anti-glycation/column_16/)
異性化糖はインスリン抵抗性を高めるのです。
そして糖が身体で使われにくくなります。
身体で使われる糖は、ブドウ糖、果糖、です。
砂糖は、ブドウ糖+果糖です。
はちみつ、果物も同じ組成です。
熱中症で身体のエネルギーもなくなる時は、身体に吸収がよい糖を使ってほしいのです。
ドリンク類を選ぶときに、少し気をつけてもらえるといいな~と思います。
糖代謝のことは、身体の仕組みの代謝をよくするで話しています。